SCSI HDDの比較
SCSI HDDの購入を検討しているので、製品の動向を調べてみました。
現在の状況としては、スピンドル回転数が10000rpmのものは容量146GB, 73GB, 36GBの製品があります。スピンドル回転数が15000rpmのものは容量73GB, 36GB, 18GBの製品があります。ここ1年以上この状態が続いていました。
そんな状態なので容量的にIDEのHDDに引けを取っていました。容量を増やそうと思ったらRAID0かRAID5を使うしかない状態でした。実際、私のPCでもRAID0で構築しています。構築した2年前の状況では回転数15000rpmのものでは36GBが最大容量でした。そのため、2台の36GBのHDD(Seagate Cheetah X15-36LP)をRAID0にして容量を72GBにしました。
しかし、この四半期にやっと新しいSCSI HDDが出てきます。一部の製品はすでに出荷されているとのニュースがあります。新しい製品はスピンドル回転数が10000rpmのものは容量は300GB, 146GB, 73GBです。スピンドル回転数が15000rpmのものは容量は146GB, 73GB, 36GBです。
スピンドル回転数15000rpmのものしか購入対象ではないので、15000rpmの新旧製品の比較を行ってみました。容量は73GBのものです。146GBのものは予算的に買えないので今回は比較しません。なお、新製品はまだデータシートが出そろっていないので一部情報が欠けています。
メーカ Discs Heads Cache Seek Time Transfer Rate Acounstics Power (MB) Average R/W Sustained Idle Idle (msec) (MB/sec) (bels) (W) Seagate Cheetah 15K.3 4 8 8 3.6/4.0 75 3.5 12 Maxtor Atlas 15K 4 8 8 3.4/3.8 75 3.4 11 Hitachi Ultrastar 15K73 5 10 8 3.9/4.2 79 3.7 12 Fujitsu MAS3 4 8 8 3.3/3.8 8.7 Seagate Cheetah 15K.4 2 4 8 3.5/4.0 96 3.2 9.5 Maxtor Atlas 15K II 2 4 8 3.1/3.5 98 3.2 10.8 Hitachi Ultrastar 15K147 3 5 16 3.6 93 3.5 8.8 Fujitsu MAU3 2 4 8 3.3/3.8 11.5
新製品はプラッタの密度が上がったので、転送レートがかなり向上しています。内周でも60MB/secは出るのでRAID0で構築すると32bitPCIバスが飽和するでしょう。思わず「ストラピングをやってみたいぜ。えへへ」っとか考えてしまう人がここにいます。バカです。