静音サーバ(作業環境構築編)

ファイルサーバとして構築ができたので、残るは日常の作業環境を構築するだけです。作業内容は次のものです。

  • バックアップの自動化
  • 文書の読み書きの環境構築
  • メールの読み書きの環境構築

最初の作業はバックアップの自動化です。バックアップ先は駆動系のないメディアがよいということでUSBのフラッシュメモリにしました。物はIO-DATAのEDP-1Gです。
http://www.iodata.jp/prod/pccard/edc/2003/edp/index.htm
最近のLinuxでは特に設定しなくても差せば認識するので楽です。fstabを次のようにして設定し、rc.localでmountするようにしました。これで差しっぱなしでも起動後にすぐに使えるようになります。

/dev/sda1 /mnt/flash vfat noauto,noatime,sync,uid=500,gid=500,codepage=932,iocharset=utf8 0 0

他のファイルシステムにすることも考えましたが、HDD破壊時にWindowsからでもすぐにデータが読み出せるようにFAT32のままにしておくことにしました。
メールおよび作成した文書等をrsyncで毎日バックアップを取るようにしました。

次に文書の読み書きの環境を構築しました。といっても、環境変数Vimの設定だけです。
環境変数はこんなもんです(.bashrc)。

LANG=ja_JP.utf8
LC_TIME=C
LV='-Ou8'
LESSCHARSET='utf-8'
export LANG LC_TIME LV LESSCHARSET

メールの読み書きの環境はmuttfetchmail、maildropだけです。
fetchmailのバージョンが上がって、話には聞いていた問題にぶち当たりました。

fetchmail: cannot get a range of message sizes (1-21).

解決策は.fetchmailrcの各設定に次の行を追加するだけです。

fetchsizelimit 0

メールの送信用のプログラムにはssmtpを今まで使っていましたが、これを機会にmsmtpを使ってみようと考えています。