[comp] DNSキャッシュサーバunboundのWindows版

6月11日にDNSキャッシュサーバunbound 1.3.0がリリースされました。
このバージョンからWindows版も正式にリリースされました。

UNIX/LinuxからWindowsに移植されたオープンソースのソフトウェアとしては珍しくインストーラが付いています。そのため、お手軽にインストールできます。


リリース直後に、自宅のノートPC(Windows XP SP3)にインストールしてみました。
インストールの手順としては、公式サイトからダウンロードしたunbound_setup_1.3.0.exeを実行しただけです。インストーラーが起動して、出てくる画面に従って操作すると、インストールが完了し、unboundのサービスが起動します。unbound-hostなどのユーティリティもインストールされるので、環境変数PATHを設定します。これでunboundを利用できるようになります。


インストールしてちょっと試したまま放置していたのですが、昨日からそのノートPCのネームサーバの設定を127.0.0.1に設定して使っています。

IPv6が使えない環境なので設定ファイルservice.confは次のように設定しています。


# Unbound configuration file on windows.
# See example.conf for more settings and syntax
server:
# verbosity level 0-4 of logging
verbosity: 0

# if you want to log to a file use
#logfile: "E:\TEMP\unbound.log"

# on Windows, this setting makes reports go into the Application log
# found in ControlPanels - System tasks - Logs
#use-syslog: yes

do-ip6: no

#server: dlv-anchor-file: "C:\Program Files\Unbound\dlv.isc.org.key"

なお、意味もなくDLVを有効にしていると、一発目の検索が失敗することがあるのでご注意を。

設定ファイルを書き換えた後はサービスを再起動させる必要があります。


ということで、この状態で快適に利用できています。

DNSSECの検証とかもぼちぼち始めたいなぁ。