Cheetah 15K.4速度比較
ベンチマーク
Cheetah 15K.4を購入したので簡単に速度を測ってみました。比較したのは次の3つの構成です。ハードディスクとコントローラ以外は全て同じ構成のマシン(id:t-tkzw:20041024)です。
コントローラ ハードディスクドライブ 構成1 AMI MegaRAID Express 500 Seagate Cheetah X15 36LP 36GB(ST336752LW) (RAID 0) 構成2 Promise FastTrak 579 Seagate Barracuda 7200.7 SATA 200GB(ST3200822AS) 構成3 AMI MegaRAID Express 500 Seagate Cheetah 15K.4 73GB(ST373454LW)
構成1は以前使っていたものです。SCSIでRAID0という卑怯な構成です。構成2は最近のATAはどんなものかなと試しに買ってみたものです。構成3は今回買ったものです。
速度の計測にはHDBENCH Ver 3.30を使いました。結果は次の通りです。
Read Write Copy 構成1 86122 57462 10055 構成2 59019 40682 25900 構成3 77929 42260 12809
思ったほどはSCSI HDDの性能は向上していないなという感想です。それに対してSATA HDDの性能はかなり良い結果を出しています。最新の133GBプラッタのHDDであればSCSI HDDに対してそれほど引けを取らない性能を出すと思われます。
考察という名の戯れ言
ATA HDDの10倍近くも値段が高いSCSI HDDを使う理由は次の2点に尽きると思います。
- 速度が速い
- 信頼性がある
しかし、速度に関しては最新の133GBプラッタのSATA2 HDDであればSCSI HDDよりちょっと遅いくらいの速度が出ると思います。そのため、SCSI HDDを買う理由は「信頼性」しか残されていません。
その信頼性に関しても、信頼性のあるRAIDカードを使ってRAID 1で構成すれば信頼性は十分に得られます。ただし、信頼性のあるRAIDカードはそれなりの値段はするので総合的な価格性能費はそれほど良くは無くなります。また、HDDベイも余計に消費しますし、台数が増えた分だけHDDの総合的な故障率は上がります。
ちなみに、個人的な独断と偏見と経験に基づいた意見ですが、オンボードのATA RAIDや安物のRAIDカードはそれほど信頼性は無いと思います。RAIDを使うのであればRAIDカードはそれなりのもの*1を使いましょう*2。
結論として、HDDの台数を1台だけにしたい場合はSCSI HDDを選択することになります。そうでない場合は、ATA RAIDカードでRAID 1を構成することになります。信頼性なんかどうでもよい場合はATA HDD 1台にすればよいでしょう。