本づくり大全 文字・レイアウト・造本・紙

私は毎週末に神保町に本を買いだし*1に行くのですが、ここ一ヶ月くらい神保町の三省堂4階のデザイン関連のコーナーで赤い表紙の本がよく目に付くようになりました。その本は『本づくり大全 文字・レイアウト・造本・紙』(「デザインの現場」編集部編)(isbn:4568502071)です。手にとってパラパラとめくってみたら面白そうなので買おうかどうか迷っていたのですが、この前の土曜日に買ってきました。今日の往きの通勤時に読了したのでここでちょっと書いてみます。
本づくり大全―文字・レイアウト・造本・紙 (新デザインガイド)
デザインの現場』という雑誌の特集をまとめた本のようです。前半が文字・レイアウトについて、後半が造本・紙について記述されています。
私と本との関わり合いは単なる読者としてです。出版関係の仕事をしているわけでもないです。つまり、この本を買う購買層では全くないわけです。それが、何で買ったかというと、単なる衝動買いです。というのは半分冗談で、ソフトウェアの画面デザインに関して何か参考になりそうな本が無いかなと色々と探していたときに出会ったわけです。直接的にソフトウェアの画面デザインと関係があるわけではないのですけどね。
私が本に埋もれて死ねるなら本望であると思うくらい本好きとはいえ、本を作ることに関しては興味が向いていなかったのですが、この本はなかなか興味深く読みました。普段、なにげに読んでいる本のデザインにも色々な思い・思惑があって作られているのだなぁと感心しました。そういえば、デザインで面白いなぁと思ったことのあるのは、この本でも紹介されている雑誌「WIRED日本版」です。「WIRED日本版」は創刊号から休刊号まで全部購読したくらいお気に入りの雑誌だったのです。その雑誌のデザインに関して、様々な工夫がなされているのが紹介されています。本職の人には今更という内容かもしれませんが、デザインに興味がある人や勉強している人にはよい本かもしれません。

*1:買い出しという言葉が相応しいくらい本を買うときがあるので