[comp][book] すべてわかる仮想化大全2010 / OpenVZ

私が日経Linux誌に書いたOpenVZについての記事がムック「すべてわかる仮想化大全2010」にて再掲載されています。

すべてわかる仮想化大全2010 (日経BPムック)

すべてわかる仮想化大全2010 (日経BPムック)

私の中では実験的にいろいろなOSを動かすのであればVMwareを、恒常的にLinuxサーバを動かすのであればOpenVZを使っています。OpenVZはOSのデプロイもテンプレートファイルを展開するだけなのでほぼ一瞬で終わります。そのため、一時的に開発環境が必要なときにも重宝しています。

OpenVZはchroot環境でinitを動かすようなモノなので、ほぼネイティブに近い状態で動きます。
構造上、当たり前と言えば当たり前ですが、ホストOSとの時間がずれない。これは結構重要です。ちなみに、コンテナ内でntpdを動かしてみたら怒られてntpdが終了しました。なお、デバイスがらみで動かないソフトウェアもありますが。

OpenVZはオープンソース化されたときに日本では一時的に話題になったのですが、その後、あまり話題に上がらなくなっているのですよね。
ハイパーバイザー型だけが仮想化ではないぜってことでOpenVZもよろしく。