『スペース』加納朋子

加納朋子さんの駒子シリーズ第三作『スペース』(isbn:4488012981)を読みました。
スペース (創元クライム・クラブ)
加納朋子さんは本が出たら必ず買う作家の一人です。というくらい非常に好きな作家さんです。他のミステリ作家と違い、殺人事件とか密室とか血生臭い話とは無縁で、日常の謎にあふれる謎についての物語を書く人です。日常の謎といったら北村薫さんの名前がまずあがりますが、加納さんは北村さんの次ぐらいに名前のあがる人だと個人的には思います。ミステリ小説のためのミステリ小説にはなっていないので、ミステリ小説が苦手な人でも十分に楽しめると思います。

今回のお話ですが、『コッペリア』(isbn:406211920X)でも思いっきり楽しく騙されたのですが、今回も楽しく騙されてしまいました。ミステリ小説なので、内容について書くのは避けますが、非常に楽しく読めた小説です。